2年縛り解除月を1ヶ月から2ヶ月へ…違う、そうじゃない
報道発表資料 : 2年定期契約等の解約金がかからない期間を延長 | お知らせ | NTTドコモ
2016年3月7日にdocomoがいわゆる2年縛りの解除月を今までの1ヶ月から2ヶ月へ延長するとリリースを出しました。こちらも0円携帯と同じように政府のタスクフォースにて改善を求められていたものです。今まで1ヶ月間しかなかったので身動きが取りづらく困っていたのでよかったですね!
違う、そうじゃない
2年縛りってのは縛るかわりに料金を安くするよというものなわけだけど、1月末で0円携帯がなくなったことでその分の金額が料金に反映されるはずではなかったのか。そうすれば縛ることなく安くなるんじゃなかろうか、と。なのに1ヶ月を2ヶ月に延長しました!と高らかに言われても…違う違う!そうじゃ、そうじゃない!
2014年に「SIMロック解除」と共に2年縛りの是非について色々話し合われたはずなのに既に2年が経過。違約金の廃止はもちろん縛りもなくなっていない。なのに0円携帯だけがなくなるというユーザーをバカにしてる感満載。しかも逆に違約金が高くなる勢いです。
まあね、最初の2年は仕方ないとしますよ。それ以降に関してはいつ解約してもいいと思うんだけど…皆さんはどう思っているんだろう。MNPで顧客の奪い合いするのはキャリア側の都合で、ユーザーには柔軟にキャリアを選ぶことをさせないってのは正直不愉快。キャリアそれぞれが独自のやり方でユーザーに対してこんなに使いやすいですよ!と提案し競争するべきなのに、あるキャリアが料金やサービスを発表するとその日のうちに同じ数字を発表。みんな手をつないでゴールする横並び状態。そんなだから0円携帯で顧客を奪い合うしかなかったわけだ。
年配者は選びようがない
私の父もそうなのだが、いざ解約月を迎えても何をどうしていいのかわからないらしい。それにそもそも解約月がいつなんだろう…という方だっているはず。どうすれば自分の使い方に合うのか、窓口で聴いたってそのキャリア内でのことしか教えてくれない。もっと年配者の選択の幅が広がる方法がないのかなと。
そもそも私でさえ父の契約が2月だったので2月中にMNPする必要があるんだと思っていたんだけど、実際は3月が解約月になるんだね。つまり今回のこのリリースがぴったり当てはまることになって4月末までその期間が延長になったのは素直にありがたいとは思う。というかそもそもこの難解なものをちゃんと理解している人は多いのだろうか…。
もっとMVNOが選びやすくなれ
MVNOは窓口を持たずネットのみでやりとりをするため人件費や店舗代等がなく料金を安くなるシステム。それゆえ年配者にとってはどうしても遠い存在になってしまう。だから店舗のある3大キャリアを選ぶことになってしまう。
しかし最近ではイオンモバイルも店舗内でそういった対応がしっかりできるようになった。その分freetel等に比べると若干高くついてしまうが、その辺りはサービス料として仕方ないと思う。だがそれでも3大キャリアよりかなり安いわけだが。こんな風に選びやすいMVNOが増えてくれたら3大キャリアも競争に動かざるをえないんじゃないだろうか。
父にはもう一度検討してみるか聴いてみようと思います。個人的にはfreetelを推したいところなんですが、今の大きな画面サイズのはイヤだ!とか、変なところでメジャーどころのメーカーのスマホを選びたがるのでイオンモバイルを検討しています。
端末はXperia、一括購入でサポートをつけて1,382円。端末分割払いならそれに月々2,466円追加。まあ程よい感じなのではないだろうか。
とりあえず「違う、そうじゃない」ただそれを言いたかったんだ。