リコールの嵐は終わったのか?
いよいよFIT3ベースのセダン、ホンダグレイスが発売になる。本来であれば春には発売していてもおかしくない所だったが、例のリコールが原因で発売は先延ばしになっていた。この冬に発売ということで同じ部分を多々使っている、というよりまんまなのだけれど…その重要部分であるi-DCDも大丈夫なのだろうか。
とってつけてないグレイス
もともとFit時代にはアリアというセダンがあったんだけれど、とって付けたようなカタチでそんなに見かけることもなかった(この頃はなんちゃってセダンみたいな車が各メーカーで出ていた、世界市場で)。もちろん消えた。
そんな中、東南アジアやインドでのセダン需要に合わせシティという名前でセダンを出していた(一部地域ではフィットアクアの名前で二代目が販売されていた。)。グレイスはその後継でそのまま市場ではシティの名前で販売される。HVのみに絞ってきた所を見ると、FIT3よりは少し高級路線を狙っているのかな。果たしてその値段で売れるのかなぁ…という印象。もう少し出せば他社のセダンに手が届いちゃうし、リコールあるかもしれない恐怖を選ぶことはないなぁ…となりそう。
参考までにグレイスは185万円〜200万円と言われています。マツダアクセラHVセダンで250万円〜260万円。一番上のグレードで見ると単純に60万円の差。アクセラは2.0lでトヨタのハイブリッドシステムを積んで安定していることを考えると60万円高くなってもいいかな。…そもそも比べていいのか、この2車種は。
リコールの影響で新車が売れなくて国内の工場の稼働を絞っているという話だ。グレイスはそんなマイナスの時に発売されるわけだ。新車の発売もいいが、まずは失った信用を取り戻す努力から始めなきゃいけない。ホンダ党の私でも嫌になっている。ホンダシティやトゥデイが出た頃のワクワクしたホンダはもういない…。あの頃のホンダ、戻ってこないかなぁ。
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