FIAT 500は今のモデルであと3年は戦う気だ。
2015年にTFTのメーターを全モデルに導入予定の「FIAT500」、2007年に登場した今モデルだが今年で約8年が経つ。同じような車であるBMW MINIは2代目が7年、その他おおよそのフルモデルチェンジも約6年なのだが、FIAT500はまだまだこのモデルで戦っていくように思える。
2016年にはモデルチェンジと言われているようだがそれはないような気がする。現行モデルが本国で発売になって3年が経った頃ツインエアが導入されて、今年で4年が経つことになる。
エクステリアに関してはそのままだったが、それだけでも正直フルモデルチェンジくらいのインパクトはあった。シートなどのインテリアの刷新などFIAT500はこのまま改良を進めて先代のように長く愛され続けるモデルになるのではないかと思う…思いたい。
でも時代の流れで必ず全てを一新しなければならない時は来ると思う。日々安全基準は高くなっていくし、環境に対する数値も厳しくなる。それでもFIAT500にはそのままでいて欲しい。それこそFIAT500eというEVになったとしてもだ。
正直手だてはなくはない。環境についてはツインエアに載せ替えたように新しい環境技術に対応したものにしていくことができる。一番難しいのは衝突基準に対する構造的なもの。まもなくこの基準が厳しくなる予定で、そうなってくると内側だけでの対応は難しくなってくるかもしれない…。それをしてまでもエクステリアデザインをそのままにするメリットをFIATが感じてくれるかは難しいかもしれない。
それでも現在世界的に見てもこんなに魅力的で愛嬌のあるカタチをした車は限りなく少ない。それをFIAT自体も理解していると思う。長く長く愛されるであろう現行モデルをどうか大切にして欲しいと思います。最低あと3年は戦える!はず。