イタリア車は好きですか? 〜初恋のあの人に会いに〜
コンパクトカー|FIAT 500S (チンクエチェント エス)
皆様、イタリア車は好きですか?私は普通です…でもチンクエチェントと呼ばれ親しまれているこのFIAT 500は大好きです。小さくまるっこかったあの頃も、今の少し大きくなったけれど愛嬌のあるその姿も。
2007年に発表され、翌年2008年から日本に導入されたモデルは沢山の人に愛され現在までに沢山のグレードが発売されました。まあ早く走る車ではないし、おしゃれ目的で乗る方もたくさんいると思いますが…私は単純に車の運転を楽しみたい派です。2008年からディーラーに通い続けて未だ買わない迷惑な客です。今回も試乗に行ってきました。
500の"素の"スポーツモデル
今回試乗したのは2014年モデル、FIAT 500Sです。ツインエアという2気筒エンジンに5MTを組み合わせたモデル。ネットではツインエアのマニュアルはちょっと…という事が書かれていたそのイメージをもって試乗しましたが。
アリかナシかでいえばアリ、だけど少し物足りない…というのが第一印象だろうか。
出だしのモタツキが気になる、ネットに載ってたのってこれの事かな?っていうのとシフトが若干ふにゃふにゃしてる気がして。R56MINIに乗っていたので、そのイメージがカチッカチッとシフトが入っていくんだけど、それには遠く及ばない。
だけどこの車はそんなにせかせかして乗る車じゃないし、シフトワークは十分楽しめる。5速で十分!なによりエンジンのポポポポポポポポという独特の音が頬を緩ませる。すげー!って車じゃなく楽しい!って車なんだと思います。
2速3速くらいは踏めば1,500回転位からターボでギューンといけるし、ちゃんと音で回転数を判断できるだけの音は入ってくるし。コンピューターは2,000回転くらいでシフトを上げろと言ってくる。それに従えば燃費走行になるのかな。信号でシフトダウンして青になった時に加速する際、エンジンが落ちそうな音でも1,000回転回ってればそのまま2速で大丈夫って言われた。けど怖い。
足回りは硬めですが、私たち夫婦はそれより固い車(どんな車だ…)に乗っているので営業さんの「硬めでゴツゴツするでしょ?」に対して「凄く快適だよね」「いいよね」と困惑させる事に。背が高いので少しだけロールがあります。
妻のこの車への印象は凄く良くて「あなたはこれに乗って、私は新型デミオに乗る!」そんな感じでした。
気になる点はこのご時世、燃費です。カタログ値は21km/lということですが、16km/lくらいいけばいいかなぁ。勿論ハイオクなので10円高い訳ですが。なので本国で活躍しているディーゼルエンジンマルチジェットの導入はないか?と問うと「絶対にない」という言葉。絶対に、と言い切る根拠があるんだろうな…。