新型シエンタを見て「日本車デザインの未来」がわからなくなった。
最近のトヨタ車はとにかく下品なデザインだ。それでも触れまい触れまいと思っていた。でももう触れずにはいられなかった。それは先日発表された新型シエンタのこと。
このデザイン…もう「アクア X-URBAN」や「クラウン」、「エスクァイア」など可愛いもので。友人がコレを乗ってたとしたら「なんでヒトコト相談しなかったんだ…」と頭を抱えると思う。
まあまだフロントもリアもギリッギリ我慢できる範囲なのだが、最低なのはサイドビューなのです。
ハイブリッドシステムの透視図ですが、逆にソレを見ずにボディだけ見てみてください。違和感ありませんか?私は違和感しかありません…。しかもコレが意図的にされた「動きのあるデザイン」というから驚き。
なにこれ。なんなのこれ。これを見てなんと思えばいいのか。これをみせつけてドヤ顔されたらもうズッコケるしかないのである。性能的にも使い勝手的にも先代シエンタを大きく超えてきてて、デザイン以外は本当にいいクルマなのに。ホンダの次期フリードはこの車を良く見て再考して欲しいと思います。
トヨタの「iQ」というクルマがある。そのクルマの内装は「マンタ(オニイトマキエイ)」をイメージしてデザインしているらしいのだけど、それが売りなんです!って営業さんが言った時に「あ、そうなんですね…かっこいいですね…。」と応えたことを思い出してしまった。これをデザインした人がぶっ飛んでるのか、私がそのセンスについていけないボンクラなのか。
まあ私は今後トヨタ車に乗ることは余程のことが無いかぎり「絶対にない」から構わないのだが…トヨタデザインの未来のベクトルがコチラに向いていくと思うと「欧州のデザインには永遠に追い付けないだろうな…」と悲しくなるのであった。