次期CR-Zに採用!?「SH-AWD」とは。
新型NSXに採用されている3モーターハイブリッドAWDシステム「SH-AWD」が次期CR-Zに採用されるかもと某雑誌の紙面を飾った。正直可能性は限りなく低いと思うけど、とりあえず「SH-AWD」について初心者なりに簡単にわかりやすく。
このシステムは簡単に言えばCR-Zに限っていうと「前輪駆動を基本に、後輪にそれぞれひとつずつ(合計ふたつ)モーターを配置して全輪駆動にした」もの。みっつ目のモーターは前輪の補助に使われる。
そのうちの後輪のモーターふたつが同じ動きをするのではなく、コンピューター制御で右と左が違う動きをすることによって「より曲がる力を増す」ということらしい。その他の詳しいことはリンク先を見ていただくとして。
コスト的に考えるとSH-AWDって安くはない、なにしろホンダのフラグシップモデル新型NSXに使われるくらいだから。しかもCIVICベースといわれていたのに独自シャシーを作らなければならないだろう。多少の改修で済むかもしれないが、それでもコスト増は否めない。確実に300万円は超える。
正直新型NSX、新型CIVIC Type-R、噂される次期S2000というクルマがあるのに300万円を超えるモデルをこれ以上作る必要があるのかと。ホンダは次期CR-Zの下のクラスにS1000(約250万円)、S660(約200万円)とあるから大丈夫だと考えているのかもしれないが…。
3モーターどころか4輪すべてをインホイールモーターにしてEVにするなんて話もあるみたいだけど、ホンダだったらそんなクルマを新しい名前でやらないはずがない。それにそんなことをしたら500万円は超えるんじゃないだろうか。
個人的に望むのは1.0L VTEC TURBOにi-DCDを組み合わせたモデル。それでシートは2+2、サスペンションが車軸式以外なら他は現行でいいくらい。それ以上はS2000やCIVICがあるのだからそちらで。86やBRZ、マツダロードスターのようなクルマをスポーツハイブリッドとして実現してくれるだけでいいのに。中途半端に重なるモデルを作ってももったいないよ。個人的にはハイブリッドシステムさえいらないと思ってて、その分手頃な価格になっていればさらに嬉しいし。
だいたいモーターの回転数を電気的に制御して曲がるなんて気持ち悪い!…って思ったりしたんだけど、スポーツカーはどんどん電子制御かされていってるんだよね…もちろん気づかないだけで普通のクルマも。時代についていけない私はどんどん取り残されていくのかなぁ。