中古ゲームソフトは「悪者」なのか
中古ゲームソフト。購入したことはありますか?私はたくさんあります。初回限定を逃しちゃった場合とかはたいてい中古を買っちゃいます。よくいわれるのが「中古はメーカーなどにお金が入らないから悪!」というもの。本当にそうなのかな、と色々考えてみたのですが。
「中古ソフト」は悪じゃない気がする
確かに開発メーカーなどにお金が入らないから販売しているお店しか得をしていない、と考えるのは普通だと思います。メーカーにお金の入る新品を売る機会が奪われる形になるから。でもそれだけではないような気がします。
今って本当にゲームソフトが売れない。昔みたいに100万本売れるソフトは年に数本出ればいいくらい。そのほとんどは3DSなのかな?5万本売れればたいしたもので、10万本を超えればかなりのヒット作。スマホに客層を奪われた!とかいうのはまた置いといて。そんな状態のゲーム業界で中古ソフトでも売れるということはプラスになっているはず。
仕入れるにはそれなりにお金がかかる
なんで?メーカーにはお金が入らないじゃない?といわれるとそうなんですけど、新作を仕入れてくれるお店にはお金が入ってる。そう、中古ソフトで儲けたお金で新しいソフトを仕入れてくれている。きっと中古ソフトがなければその仕入れすら困難なんじゃないかなと思うのです。まあブックオフみたいに専業のところもありますが。
一見悪者に見える中古ソフトだけれどまわり回ってメーカーにお金が入る仕組みになっていると。もちろんこれはいちユーザーの見解でしかないけれど、おおよそあってるんじゃないかなと。
ダウンロード販売が主流になったら…
それでも今ってゲームソフトを扱う店舗って大変だし、専門店となるとほとんど見かけなくなってきている。Amazonとかのネットショップには価格面や品数など敵わない部分は多いだろうし。それに最近ではダウンロード販売という小売りをすっ飛ばした販売方法がある。これによってますますそういった店舗はなくなっていくのかなと。
ダウンロード販売はもちろん店舗には売れないし、となると中古ソフトも減っていく。これも店舗がなくなっていく原因になりそうな気がする。もちろんユーザー第一なので便利になることはいいんだけど業界全体的にはどうなっていくんだろう…って心配な気も。
現実問題ほとんどネットで買ってしまっているって時点で小売りの店舗の必要性ってなくなっているのかな…。 中古ですらブックオフかネットかという状態。それかセールのダウンロード版。ダウンロード版の場合はインディーズゲームが多いけど。ユーザー的には必要ないといってもいいくらいの存在になってしまっているのかも。
少し中古ソフトから小売り店鋪に話が逸れてしまったけれど、中古ソフトにはそれなりの存在価値というものがありそうだということがお伝えできたならそれでいいのかなと。完全な悪者ではないんだということを。実際問題中古でしか手に入らない面白いソフトも増えているから。
個人的にはすべてのソフトがこれから活躍するであろうハードで アーカイブスとして遊べる、ということを求めたい。どこかというかセガがPS系のハードでメガドライブ、セガサターン、ドリームキャストのアーカイブス化 を進めてくれたら嬉しいのだけれど…。それ以前のゲームはレトロフリークで楽しめるようになったからね。
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