トヨタとマツダの業務提携基本合意に思ったこと。
トヨタとマツダ、業務提携に向け基本合意 | トヨタグローバルニュースルーム
2012年、マツダのメキシコ工場で北米トヨタ車生産合意から3年。トヨタ・マツダの両社がさらなる業務提携に向けての基本合意をしました。
以前からマツダファンからは「スカイアクティブ技術を盗まれるんじゃないか…」「というより会社自体を吸収されるのでは!」なんて噂もありましたが。よくよく考えてみれば両社にとっていい提携だったのではないかと思います。
マツダはハイブリッド技術や燃料電池車の技術は持たなくともエンジン自体で環境や燃費に対する向上をめざした。一方のトヨタはエンジン自体よりもハイブリッド技術と燃料電池車への技術向上にベクトルを向けた。ほぼ正反対に動いていたわけで、それらの技術が組み合わされればさらにいいものはできるんだろう。
コチラはMazda2という海外版デミオのセダン。東南アジアでは未だセダン人気が高いそう。そのため日本にはないセダンモデルがあるんだそうです。そんなMazda2をベースにした車が北米トヨタで発売されるのです。
これがそのサイオンiA。フロントから見るとデミオから印象ががらっと変わります…っていうよりこの顔どこかで。
コレでした…北米でのCMにどうだろうか、そろそろスターウォーズ新作もある訳ですから…。
これは始まりであり、ここからさらに踏み込んだ提携になっていくんでしょう。マツダとフィアットのロードスターの件も気になります。トヨタとBMWも面白そうな車を作りそう。それぞれの得意分野を組み合わせて環境に取って、ユーザーに取っていい車が作ってもらえるならそれが一番なんでしょう。
質疑応答見てるとやっぱりマツダ社員は車が本当に好きなんだろうなぁ…と。そういうものをトヨタが受け入れていけば面白い車も出てくるのかな。エンジニアレベルでの化学反応が楽しみ。豊田社長の「トヨタは財布ではない」っていう言葉、名古屋グランパスでも聞いたな…。お金だけじゃ作れないものを作りたいという想いは伝わってきたかな。是非そういう車を作って欲しい。その上での資本提携はアリなんじゃないだろうか。
それにしてもホンダの孤立はいつまで続くんだろうなぁ…。