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栃木SC J3降格”ほぼ”決定 【前編】

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栃木サッカークラブ公式サイト TOCHIGI SOCCER CLUB

 最終節を残し、J2最下位の栃木SC。自動降格の最下位から入れ替え戦の21位に上がるためにはどうすればいいか表を作って…みるまでもなく、可能性はひとつだけ。

 

栃木SCは14点差で勝つしかない

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 自動降格である最下位から、J3の2位入れ替え戦である21位にあがるには条件はひとつだけ。大分が負けて、栃木が14点差で札幌を倒すしかない。現実的に考えれば最下位のチームが14点差などつけられるわけがなく、差をつけられるなら最下位になどいなかったわけで。正直もう自動降格で間違いないだろう。

 

 

1年でJ3からJ2へもどることができるのだろうか

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 昨年J2最下位だったカターレ富山。今季J3ではどのような成績かというと、11月15日現在第5位。栃木SCがこの順位に準ずるかといえばアレだが、あくまでも昨年最下位だとこのくらいでした、という例ということで。これを見てもわかる通り、J3はそんなにあまいリーグではないということ。

 栃木SCJFLというアマチュア最高峰のリーグからプロであるJ2へと上がるために必死に戦った時期があった。下部リーグから上を目指し上がっていくのと、今回のように降格という挫折を味わってから上に上がるのでは難易度は大きく違う。それはサッカーでの強さというより運営側の力が問われるから。

 来季J3で戦うにおいて大切なことは身の丈にあった経営をすることだと思う。例えばJ2に1年でもどる!と大型補強をして資金繰りに困って自滅するようなことはせずに、じっくりとJ2への道を整えていくこと。しかしこれには大きな問題もある。それはスポンサーとファンの問題。

 J2にいた頃のスポンサーの中にはJ3に降格したことで離れていく可能性のあるところも多くあると思う。スポンサーをしてくれている会社だって慈善事業ではない。それなりに対価があってこそのもの。でもそれを度外視してくれる場合もある。それは地元愛である。

 地元に密着したクラブづくりをしていたのであれば降格したとしてもスポンサーはそれを支えようとそばにいてくれるはず。そしてファン。ファンに愛されるクラブづくりができていれば降格したとしてもついてきてくれるはず。栃木SCはそんなクラブなのだろうか。私は残念ながらそうは思っていない。J2に上がってからのクラブはどこか遠くにいってしまったかのように距離を感じ始めた。

 

 そんなクラブは今後どうしていったらいいのだろう。後日の後編へ続きます。

 

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栃木SC Jへの軌跡―PRIDE of TOCHIGI

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