いきばた主夫ランブル 〜人生に影響を与えた1冊〜
私は高校生の時に星里もちる先生の「いきばた主夫ランブル」という漫画に出逢った。友人の家に行った時になんとなく読んで、個人的にも欲しくなって古本屋で探して買った。東京で一人暮らしをしていた時にも読みたくなって買ってしまったので実は2冊持っている。
あらすじを。社長が夜逃げして会社が倒産してしまい職を失った主人公が同棲相手やお隣さんやご近所さん、弟と「主夫」に関することでドタバタするコメディ作品。主婦や主夫というもの、同棲というものの大変さを高校生のころになんとなく理解したのはこの漫画のおかげかも。
ストーリーの中に簡単な主夫業の知恵みたいなものも盛り込まれてて一人暮らしの参考にもなったりしたし、その後の生活の中での意識みたいなものもかわったりして。
もともと「家事料理は女性がやるもの!」なんて考えてはいなかったけど、できる人ができる範囲内でやっていけたらお互いに尊重しあえるのかなとかそういう考えを持つことができるようになったと思う。
一人暮らしの際に外食やコンビニに頼らず自炊でやっていたのもこの本のおかげ。高い素材でおいしいものができるのは当たり前で、安いものでもおいしいものを作ってやる!なんて週末は本格的なものを作ったりして。
あとはいくら安くても大量だと腐らせてしまったり無駄にしてしまうからと多少高くても少量を買ったりと、かごを片手にスーパーで主夫してました。
そういったことは同棲したり結婚してからも多いに役立っている。妻と私とで得意分野が違うからお互いできることをやればいいし、余裕がないときは手があいてる方がとか考えられるようになった。あとはふたりしてしんどいときは後でやればいいや!って思ったりね。
共働きだから、きっとどちらかに負担がかかり過ぎてしまうとストレスは大きくなってしまうと思う。そういった生活の中での柔軟な考え方ができるようになったのは結婚生活をうまく送れている理由になるんだろう。ふたりでキッチンに並んで料理作ったり洗い物したりするのはとても楽しいし幸せだし。
しょせん漫画!なんていわれるかもだけどやっぱりこの漫画と出逢えたのは個人的に大きかったと思う。ささいなきっかけに過ぎないかもしれない。それでも今があるのはこの本のおかげ。私と出逢う前は結婚をするつもりもなかった妻が私を選んでくれたのもこの本のおかげとすら思う。なんつうかね、星里もちる先生には感謝です。
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今週のお題「人生に影響を与えた1冊」