出揃った「定額制音楽サービス」、結局どれがいい?
最近発表された「定額制音楽サービス」が出揃いました。ざっくり見たらそれぞれ約3ヶ月の無料期間とほぼ同額の使用料金、あまり違いのないサービス…とどうやって選べばいいのかわからないのが個人的な感想。参加レーベルの差異等をいちいち細かく見てらんないし、そういう違いは他のウェブサイトさんを見ていただくとして。
今回は「今の私」がどんな状態なのかをそれぞれのAppごとにお伝えしたいと思います。その前に、私は「ラジオ機能」では使っていないということを念頭に見ていただければと。
iOS App
最初は「AWA」ばかり使ってた
3社のサービスの中で一番最初に出たということもあるのか当初「AWA」ばかり使っていました。「iTunes」で音楽を聴くより「AWA」で聴いてる時間の方が多かったかも。
「AWA」は当初「POPULAR TRACKS」というカタチで数曲が並ぶだけで、いちいちアルバムから聴きたい曲を探す必要がありました。しかし7月24日のアップデート(ver1.1.0)から全曲が表示できるように。
これによって曲を選んで聴く際もプレイリストを作る際もかなり便利に。アップデートによって徐々に使いやすくなっていますね。それでも全曲表示の際のソートがかなりめちゃくちゃなんですよね。なにか方法があるのだろうか。まだまだ改善の余地はありそう。
遅ればせながらSNS対応
「LINE MUSIC」を意識したのかSNSでのシェア機能に関しても早々にアップデート(1.0.3)で対応してきました。「曲」と「プレイリスト」をシェアした際にきちんとURLを表示してAppを立ち上げてくれる仕様。これなら相手に曲やプレイリストを伝えやすいですね。「AWA」を使っていない人にはAppをダウンロードするように持っていくみたい。
Apple MUSICは?
まだ3週間程度ですが、使ってみた感想として「まあ他と同じようだよなぁ」ってこと。新しいAppになるのかと思ったら「iTunes」の中の機能というか「iTunes」が取り込まれたというか。
インターフェイスはもっと使いやすいと思ってたんだけど、なれていないからなのかイマイチ。むしろ「Apple MUSIC」を使っていない人を混乱させる自体に陥っているよう。妻曰く「急に使いづらくなったけど、あれなに?」だそうです。
iTunes Storeとの楽曲数の差が…
J-POPに関しては「iTunes Store」にはあっても「Apple MUSIC」にはない楽曲も結構あるみたい、その辺がいつ追加されてくるんだろうなぁ…。
「Connect機能」も日本でのメジャー所が参加しないと私には興味のない機能。洋楽が好きで、好きなアーティストが参加してたら嬉しい機能なのかも。そういった意味では「LINE MUSIC」は「LINE」に参加してくれている日本のアーティストがすでにたくさんいるわけで「LINE MUSIC」のほうが同じようなことができるんじゃないかとは思う。
他のサービスが今後対応するPCで聴く機能は「iTunes」と「Apple MUSIC」が一体化していることでいち早く対応。これはAppleならではの強みですね。
ビットレートロンダリングはできません
個人的に心配してた「iTunes Match」での「ビットレートロンダリング」が「Apple MUSIC」の無料期間にできてしまうのでは…ということ。
「Apple MUSIC」の場合は一度「iCloud」にアップロードされ、それをダウンロード(オフライン再生)しても「DRMフリー(著作権ナシ)」の状態にはならないとのことで。無料期間が終わればもともと自分の「iTunes」にある音楽データの状態でしか使えないので「ビットレートロンダリング」にはならないとのことです。あーよかった…。
LINE MUSICは…
LINE MUSIC ラインミュージック - いつでも音楽聴き放題
「LINE MUSIC」は実はほとんど使っていなかったんです。でもアップデートによってどんどん使い勝手が良くなっていきました。ちゃんと使い込んでいなかっただけで見た目も使いやすさももともと「AWA」より上だったのかもしれない。
「LINE MUSIC」は最初からすべての曲をリスト表示できました。これは嬉しい機能でした。でもタイプ別シングルやアルバム収録の「同じ名前の曲」が続いて並んで表示されてしまうタイプ。「AWA」のめちゃくちゃ羅列とどちらがいいのか…個人的にはこちらの表示方法の方が気持ちはいいですよね。
ブラウザ版が気持ちいい!
【LINE MUSIC】PCで楽曲の再生やプレイリストの作成が楽しめるブラウザ版を公開
そして7月23日にはPCでの利用もできるようになりました。ソフトをインストールするのではなく、ブラウザにて使用するようです。ログインしないと試聴(30秒)のみ、ログインするとフルサイズで聴けるようです。
ブラウザ版を使ってみて思ったんですけど、とても使いやすいんです。仕事中はiTunesで聴いてたのですが、見た目もスッキリしてるし扱いやすい。外で聴く際もこちらでプレイリストとか作ってスマホで聴くというスタイルになりました。ブラウザということで違うページを見ている時はどうなるかと心配される方もいると思いますが「別タブ」で開いておけばOKですのでご心配なく。
天下を取る可能性大
個人的に国内で一番可能性があるのは「LINE MUSIC」なのでは?と考えてます。スマホを持っているユーザーのほとんどが使っているであろう「LINE」との連携というのは「iTunes」との連携より可能性を感じる。iPhoneユーザーとAndroidユーザーを足した数=LINEユーザーといってもいいくらいだし。そこをうまく使えたらすごい可能性。
ミュージシャンとのコミュニケーションの確立、J-POPのヒットチャート曲の充実が実現し、そこに「LINE MUSIC」独自の「学割」があったらてっぺん獲れそうだよね。現状課金してもいいなって思えるのは「LINE MUSIC」ですね。まさかそんな風に思うとは思ってなかったです…甘く見ててごめんなさい。
特殊な市場を制するのはどこだ
どのサービスも無料期間でユーザーにデバッグしてもらってダメな部分を洗い出す意味もあったんでしょう。アップデートで不具合や使いづらさを改善しています。有料期間に切り替わった際にどれだけの人たちが使い続けてくれるのかもどれだけユーザーの感覚にすり寄れるのかにかかっているのかも。
日本は世界的に見て「かなり特殊な市場」でもあると思うので「Apple MUSIC」的にどこまで日本を重要視してくるのか。国内発だからできる「日本人に特化した」サービスを確立できればそれによって現段階では「AWA」「LINE MUSIC」にも充分勝算はあると考えています。「AWA」や「LINE MUSIC」には「歌詞表示」があるのも強みですね。
www.nttdocomo.co.jp
ここにきて国内の定額制音楽サービスのパイオニア「dヒッツ」(docomoのサービスですが他キャリアでも使用できます。)も他サービスに対抗し「曲数」ではなく「主要アーティスト数」で勝負をすることを発表したりと俄然面白くなってきました。
「dヒッツ」を含め、最終的にはこの「無料期間」を上手く使って「自分に合う」サービスを見つけること。他の誰かがこれいいよ!っていうものを使っても合わない場合だってある。その為にも無料の期間をしっかり使ってみるのもいいのではないでしょうか。
「dヒッツ」も今後使ってみて3つのサービスとの違いを見てみたいと思っています。
【国内正規品】ゼンハイザー M2 OEG IVORY 密閉型オンイヤーヘッドホン アイボリー Gモデル Androidスマートフォン向け MOMENTUMシリーズ
- 出版社/メーカー: ゼンハイザー
- 発売日: 2015/07/09
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
Deff Sound ハイレゾ対応ポータブルヘッドホンアンプ DDA-LA20RCSV
- 出版社/メーカー: Deff
- 発売日: 2014/10/31
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る