Why won't people buy a VITA!
必要なのは,広くて深い愛。「ダンガンロンパ」の小高和剛氏がキャララクター作りの秘訣を明かす
タイトルの言葉は先日アメリカで行われたGame Developers Conference 2015でのスパイク・チュンソフト小高和剛氏の言葉。その後の「少ない予算,少人数,1アイデアで作りきれる,クリエイターの個性を生かせるいいハード」という言葉が私がPSvitaを推す全てを語っていた。
現世代機の据え置き機はあまりにも肥大し続けて莫大な予算と人数日数を必要とする。中小のメーカーではとても手出しができず過去に名作を作ったようなメーカーまでスマホやパチンコへと流れていってしまっている。でもゲームが作りたいんだ!っていうクリエイターに向けてこのメッセージを送ったのではないかと思っている。
PSvitaは正直北米や欧州では弱い。そもそも携帯機は日本でしか売れてないに近い。それが逆にいいのではないかと。少ない予算、少人数でできるなら日本に特化したソフトを作れる。それは日本のメーカーにとってこの上ない強みだと思う。
例えばファイナルファンタジー7。タイミングを完全に失い、時代はリメイクするには膨大な時間と労力がかかる世代になってしまった。結局はPC版のFF7をアプコンで移植することになり大ブーイングを受けた。
ではPS4ではなくPSvitaで「リファイン」する、とすればどうだろう。10や12のようなぐりぐり視点を回せるものではなく、背景は静止画だし、キャラだけ詳細な物にリメイクするだけでも印象は違うと思う。むしろそれ以外はいじらなくていいのではないかと思う。PSvitaだからこそ可能なリメイクがあるんじゃないかな、と。(でも正直言えばPS4とPSvitaってそんなに労力変わらないんだよね…。)
ハードの性能が最先端ではない、ということが弱みではなく強みになる。考え方で商機や勝機はやってくる。スパチュンの小高氏は身を以てそれを見せてくれるに違いない。楽しみに待ちたいと思う。…ってまずお前がPSvita買えよってつっこみはナシで。
PlayStation Vita Wi-Fiモデル ライトブルー/ホワイト (PCH-2000ZA14)
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2013/10/10
- メディア: Video Game
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