AFCチャンピオンズリーグの厳しさと対策の差。
毎度のことながらAFCチャンピオンズリーグというものは厳しい。日本勢は1分け3敗。その3敗の中に鹿島は入ってしまった。
試合内容的には全然悪くなかった。むしろ希望さえ見えた。でもほんの些細なこと…その些細なことで試合が決まるのがサッカーだということ。好調な時間帯にいかに得点を取っておくべきだったかという、サッカーの試合でよくいわれるとおりの試合になってしまう。
対するウェスタン・シドニー・ワンダラーズ。日本人選手が2人加入したのは偶然じゃない。特に高萩洋一郎選手は広島に長年所属し鹿島を知り尽くしている。そんな彼が鹿島の希望を粉々に砕いた。明らかにWSWのAFCCL対策がハマった形。昨年のAFCCLチャンピオンであるWSWは死の組といわれるH組を戦う上で必ず勝てる試合ということで鹿島への対策をしっかりしたのだと思う。ただそれだけの差。それだけの差が勝ち抜けるか勝ち抜けないかの差。とてつもなく大きな差。
希望というのは7番カイオと16番山本の華麗なコンビプレー。こんなにワクワクさせてくれるのは久しぶりなんじゃないかと。思わず「なんだよそれ!」って叫ぶくらいに。試合中、結構あるスローインという場面。それをしっかりと攻める際のツールにしている。当たり前のようでなかなか使いこなせない。このふたりはスローインがあればサイドから一気にゴールラインギリギリまで球を進められた。そしてそこでのカイオの突破力。この試合の唯一の得点はそのカイオの一瞬の突破力から生まれたといってもいい。その他にも楽しみは多い。今は切り替えてとしか言いようがないが、次をしっかり勝つしかない。勝つ為のできるかぎりの対策をしなくては。
さあ、今シーズンも始まった。やっぱりスタジアムは楽しい!
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