素の車を楽しむということ。
FIAT500のハイスペックモデルと言ってもいいAbarth。馬力でいうとノーマルの500のほぼ倍のパワーを持っています。もちろんそれを支える足回りの強化も。こういった車でがんがん攻めるのはとても楽しいと思います。
ではFIAT500Sはどうでしょう。実はSと付いていますが、エンジンなどはPopとほぼ同じなのです。素の車であるPopに5MTと専用のバンパーやホイールをつけてグレード化されているわけです。それを聴くとアバルトより面白くなさそう…って思う人もいるかもしれません。
私はアバルトと500S、どちらを選ぶかと言われたら500Sです。まあアバルト買うお金がないっていうのもありますが、素の車をMTで楽しむということを大切にしたいと。今の車って結構色んな物が付いています。むしろそういったものが付いていない車を探す方が大変になっています。そんな中で素に近いとなると廉価モデルになってくる。パワーがないエンジンでもMT化するだけで車を自在に操る楽しさが出てきます。エンジンパワーに頼るのではなく、自分の腕でどうにかしちゃうんです。
楽しむのですからリスキーな運転は絶対にダメ。事故を起こすと車は壊れてしまうし、自分も怪我をする。誰かを傷つけるなんてもってのほか。制限の中で車を楽しむということを考えると、実はパワーのあるモデルより素の車の方が向いているんじゃないかと私は思うのです。
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