ディーゼルは枯れた技術なのだろうか。
新型デミオのディーゼルモデル好調の裏で「これからは欧州でもHVやEVの動き。ユーロ6の壁は大きい。」との声も聴こえてくる。マツダが国内に示した道しるべは間違っていたのだろうか。
ディーゼル先進国の欧州はクリーンディーゼルが一段落し、ガソリンエンジンに回帰する動きになっているのは事実。コスト面で割に合わないケースがほとんどでダウンサイジングターボに切り替わっていると。どうしてもEuro6の影響が大きいようだ。
日本のメーカーだとそんな欧州の流れに反してディーゼルに力を入れているのがスカイアクティブのマツダとアースドリームテクノロジーのホンダ。いわゆるコストがかかる2l以下のダウンサイジングディーゼル。この2社しかいないというのを見ても先がそんなにないのかなぁ…と思ったりもします。
未来において嬉しい動きは、経済産業省がやっとPHVやEVだけではなくディーゼルに目を向けてくれたことで助成金だけではなく開発にもお金を出すようになったことだ。これで大学や企業、自動車メーカーが一体になってディーゼルの未来を作っていく。まだ伸びしろは充分にあると考えたからだろう。
自動車業界を昔からアッと言わせてきたのは日本の小さなメーカーだった。もうダメだと言われた所からそれを覆してみせてきた。今こそ底力を見せて欲しい。見せてくれるはずだ。決してディーゼルは枯れた技術ではないと。ホンダも枯れていないことをディーゼルで見せて欲しいんだけどなぁ。F1のパワーユニットで手一杯なのかもね。