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VWがCES16にて新EV「BUDD-e」発表

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The VW Budd-e is hiding an advanced modular EV platform under its skin

 いろいろあってディーゼルやめて今後はEVでがんばるよー!」VWがEVのミニバン「BUDD-e」を発表。373マイル(600km)を走行するという101kW容量のバッテリーを装備し2019年の市販化を目指す。

 

 

コンセプトカー「Bulli」の進化系か

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 2011年のモーターショーで発表した「Bulli」の市販化に向けてさらに進化したモデルと思われます。Type2の愛称だった「Bulli」は外しちゃったのね、残念。だけど程よい大きさのミニバンであることは変わりがない。日本でも上手くすればかなり売れる気がする。

 

The Complete Book of VW BUS

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 後方からはこんな感じ。ボディサイズは、全長4597mm・全幅1938mm・全高1834mm。デザインもうねうねしていなくて非常にシンプル、そしてミラーレス。これをどうまとめてくるかが楽しみ。ボディとルーフのツートーンも残っているようだしいろいろ選べるようになりそうです。

 

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 高級モデルに付くような先進機能も装備。バンパーの下に足を入れると自動的に開くハッチや手をかざすとスライドするドア。こうすればドアノブの必要ないんだよね。よりシンプルになってカッコいい。

 

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リアハッチの下にはこんなボックスも。気になるのは引き出しの左側に雪の結晶マークが付いてるところ。これもしかして冷蔵庫的な感じ?

 

 

ルーフにはソーラーパネル

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 そしてそして一番の注目はルーフ全面に広がったソーラーパネル。これを見て思い出すのが3代目プリウスの「ソーラーパネル付きムーンルーフ」。出力が56Wしかなく、しかも電池に充電するためのものではなくてエアコンを作動して暑さ寒さを和らげておいて運転を開始する際に電力や燃料を消費しにくくするというあまり効果のなさそうなシステム。

 「BUDD-e」のシステムはどうなんだろう…あれから5年以上が経っているし、電装部品を作動させるくらいの発電と蓄電はできるようになっているはず。

 101kWの大容量バッテリーは800Vなら15分で約80%を充電できるという。日本で800Vはなかなか難しそうだけど、電気スタンドとかでのことを考えると途端に実用的な気がしてくる。買い物中や高速の休憩中に充電すればさらに走行距離を伸ばせる。電圧をあげるってのがやはり実用的に使うための方法なのかな。

 

 

インテリアは未来的

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 コックピットにはあらゆる情報が瞬時に把握できるモニターが装備されていて、ミラーレスなかわりに装備されてるカメラの映像ももちろんここでチェックできる。視線の移動が最小限で済むということ。

 

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 外観からヘッドレストを見ると4人乗り?に見えたけど7人乗り程度のスペースはあるみたい。これを4人乗りスペースのコンパクトバージョンを作ってくれたら嬉しいんだけどな。もうフロントのドアがスライドでリアにも乗り込むようなスタイルで。Type2がモデルということでそれはなさそうだけど…でもあったらとても面白いと思う。

 

 理論値ながら600kmを走るというモデルが出てきた。実際は400kmくらいしか走れない…としてもそれくらいなら十分実用的だと思う。2019年までにまだまだ進化しそうなEVだから、発売時にはもっと距離が伸びているかも…そう考えるととても楽しみなのです。