iTunes Matchでビットレートロンダリングを試す。その2
ビットレートロンダリングの準備をした前回の続きです。準備したiTunesコードを入力して…と思ったらなんの前触れもなくスキャンスタート。どうやら3ステップでマッチングが行われるようだ。かなり時間がかかる(数日なんて当たり前らしい…)ことで有名なこの初期のスキャン。私の場合かかった時間はというとこんな感じ。
- ステップ1(スキャン数は約9,000曲)に2時間
- ステップ2(マッチング数は6,500曲)に8時間
- ステップ3(アップロード数は2,500曲)に8時間(途中何度も止まる…)
とりあえず作業中もiTunesは使えるようです。
i Cloudのステータスアイコン
iTunes Match:iCloud のステータスアイコンについて - Apple サポート
ステップ2まで終わるとiTunesの曲の横にこのようなステータスアイコンが並ぶことがあります。通常はアイコン表示がない状態で、なにかしらのステータス異常があるとアイコンが表示される仕組み。
前々から気になっていたのですがiTunesを使っていると「エラー」と表示され読み込んだ曲が消えるバグがあります。今回も気づけば相当数が消えていました。まあ仕方ないなと思いつつ。
いよいよビットレートロンダリング!
いよいよビットレートロンダリングとなるわけですが「マッチングしてステータス異常のない楽曲」を選んで右クリック、削除とするわけですが注意点がひとつ。i Cloudから削除してしまうチェックボックスには触らないこと。そうすると全部消えちゃいます。まあゴミ箱には入っているんですけど。
ひとつひとつではなくまとめて選んで削除することができます。もちろんダウンロードも。ダウンロードはとても速い印象。
128kbpsだったファイルも…
この通り256kbpsに早変わり。このデータは昔にiTunesストアで購入したものですが、DRMで保護されていたものがDRMフリーの256kbpsのデータに変わっていました。購入者の欄がありますが、CDから読み込んだファイルもロンダリング後は表示されるようになります。だから誰がダウンロードしたファイルか明確になっているわけですね。やんわりとDRMフリーデータをばらまけないようにしてるわけです。
前回の疑問だった「妻のApple ID」が使えるのかということに関しては「購入者」の項目ができても無事使えました。DRMフリーなので当たり前なのかもしれませんが、ちょっと不安でしたが…よかった。
「Mastered for iTunes」とは?
Apple - iTunes - Mastered for iTunes
ものによってはこんな表記も。「Mastered for iTunes」というのはiTunesに合わせたエンコードされているファイルのことらしい。つまりはiTunesでの再生に最適に調整してあるんだぜ!ってことらしいです。これはアーティスト側にこだわりがある場合にこのエンコードが使われるようです。たまにコレにあたると嬉しい。
マッチングしたアーティスト・楽曲がほとんどでしたけど、そうでないものも結構あったんですよね。Mr.Childrenとかジャニーズ系とか。最近のものでないソニー系も結構。こういうのはまあ仕方ないのかなぁ…と。後日地道に読み込みさせようかなと。
どの曲がマッチしたか表示されていない!という人はメニューから「表示」>「表示のオプション」>「表示する項目」を選ぶと画像のような状態になります。そこで「iCloudの状況」という部分にチェックをしてあげると「マッチ」「アップロード済み」「購入した項目」など曲の状況が表示されます。
内蔵HDDをSSDに替えるタイミングで
今回ひとつ思ったのはSSDなどに入れ替えを検討している人はiTunes Matchしちゃうとデータの移動が楽かなと。まあその分最初の面倒なものがあるんですけど。でも奇麗なiTunesで販売するデータに変わるわけですから。タイミングとしてはそういう時にやるといいかもしれません。
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