宇宙のゴミを片付ける方法が凄い。
先日太陽光発電エネルギーの水素貯蔵のエントリーで出てきた理化学研究所。その他にどんなことをしているんだろうと色々見てみたのですが、面白そうな研究がありました。
それはスペースデブリ(宇宙のゴミ)の回収方法の研究でした。
地球から宇宙へ、人類は幾度となく挑戦してきました。その際にどうしても出てしまうのがゴミです。使えなくなった衛星やら宇宙に出る際に出た破片やら。それらがさらに衝突しあって細かいゴミが発生する…もう正直手に追えなくなり宇宙開発自体が困難になる、そういわれています。それらを回収する為に様々なことが研究されています。
JAXAは漁網の技術で回収することができないかと考えています。とはいっても網を拡げるわけではなくデブリを除去する装置を衛星に吊るす紐に使うらしいです。日本テレビの未来シアターという番組でその様子が流れていたのを見たのですが、通常の紐だとデブリ衝突などで一カ所切れたら終わり…だけど網の技術を使えば一カ所切れてもその他の部分で繋がり続けることができるというもの。なんてことない技術が最先端の宇宙開発を支えているんですね。
高強度レーザーによるスペースデブリ除去技術 | 理化学研究所
そして理研の技術は高強度レーザーで除去しようというもの。「え、レーザーで焼くの?粉砕するの?それじゃ細かいゴミが増えるんじゃないの?」と思った私。よくよく読んでみたら全然違っていて、レーザーを当てることで反力を作るというものらしい。
実際に読んでみてもチンプンカンプンかもしれませんが、簡単に言えば凄いスピードで周回しているデブリをビームの力で止めて、そのまま地球に落とし大気圏で燃やすということらしい。いえば簡単だが、それを実際にやるとなると…。
その他にも国家単位で研究しているところも多いそうです。宇宙は人類最大のロマンですから、是非クリーンな宇宙を取り戻して欲しいですね。