どんな車にも一緒に過ごした想い出が詰まっている。
写真は私が東京から地元に帰ってきた時に買った車両価格28万円の日産パオ。初代日産マーチをベースにガワだけ変えたパイクカーと呼ばれるジャンルの自動車です。バブル後期に作られたこれらBe-1、パオ、フィガロは兄弟車です。
どうせ乗るならなかなか他人が乗ってない車がいいかなと少ない予算の中で選んだ車がこのパオだったのですが、中古車でしかも古くて走行距離も伸びてて。故障もいきなりバッテリーを充電するオルタネーターがダメになって新品買えないので中古探してもらったりオートマのオイルを前の人が交換してなくて困ったり、オイル漏れが始まりそうだったり。エアコンなんてあるけど全然効かなくて。最後は交換したと言われていたタイミングベルトが3年目にして切れて廃車となりました。
でも決してツラいとか大変とか思ったことはなかった。この子と過ごした時間はとても楽しくて、汚かったエンジンルームやボディを奇麗にしていったりする時間は面白くて仕方なかった。三角窓があればエアコンよりも気持ちよかったし、できることならずーっと乗り続けたかった一台です。そう思えるのも前にBMLC MINI1000に乗ってたのもあるのかもしれないけど、車ってこんなふうに乗るものだと思ってた。
また個性的なパオみたいに可愛い車に乗りたい。新車でパオが出たら絶対勝っちゃうんだろうなって思う。今は似たり寄ったりのデザインだしグリルはカッコ悪いし。唯一がFIAT500かな。可愛いしカッコいいし。
乗り続けた車を手放すということは例え新車を買った時でも喜びより寂しさの方が大きいんだってその沢山の別れを見てきて思った。そんな風に思ってもらえる子達はきっと幸せだったと思う。これからもそんな自動車が増えることを願います。
みなさん、車は好きですか?
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